セキヅカ商事について

ごあいさつ

不動産賃貸事業を通して都市の潜在価値を読み解きたい

当社は昭和4年に荒物雑貨品を主に取り扱う商売に始まり、戦後になって徐々に石鹸、洗剤、日用品雑貨全般に取り扱いを広げてきました。時代や世の中の変化によって日常生活で使う商品も変わっていきます。今、グローバル化の時代を迎え、地球規模で資源枯渇や環境を意識しつつも、求められるニーズは高く、その変化のスピードと大きさがますます激しくなってきております。

日本では人口減少が進行する中で、多様化する消費者ニーズに対応し、小売業、メーカーそれぞれの要望に、的確にこたえる流通機能は、高度化及び大規模化が必須になってきております。当社は長らく日用品の流通に専念してまいりましたが、今後の国内ニーズを踏まえ不動産賃貸を新たな事業として加えて日用品の流通事業からの転換を決断しました。流通事業で培ったネットワークを活かし、不確実な時代においても不動産賃貸事業を着実に定着させていきます。良質な資産形成を図るとともに、変化に即応する新たなニーズにも柔軟に対応できる企業を目指します。

代表取締役  関塚 弘行

セキヅカ商事の歩み

創業までの道のり

創業者である関塚義本(よしもと)は、明治20年7月19日に現在の東京都青梅市に生まれる。
明治40年ごろ現在の船橋市宮本において実兄、源三郎(げんざぶろう)氏が個人で荒物雑貨店「荒源(あらげん)」を開業。兄の手伝いの為義本は青梅から船橋に移
住し次第に商売の基本を学んでいった。

昭和3年12月源三郎「荒源」を廃業する。多くの取引先様よりいままで築いた商売の基盤や信用もあるので義本が引き継ぐのであれば今まで通り取引を継続し
てもいいと後押しされ事業を開始することになるが、資金の準備もなくマイナスからの大変厳しい挑戦になった。昭和4年2月に「関塚義本商店」を開業したが折
しも日本経済は昭和恐慌に突入することになり、創業当初から多くの苦難を抱えながらの船出になった。

創業から現在に至る

昭和04年2月1日、船橋市宮本町で「関塚義本商店」個人事業として開業。{創業元年}
昭和27年4月1日、社会的信用の向上のため法人登記して「合資会社関塚義本商店」を設立、関塚千里(ちさと)が代表社員となり事業を継承する
昭和29年花王株式会社の代理店となる
昭和44年10月1日、「株式会社セキヅカ商事」を設立、「合資会社関塚義本商店」から卸業の主力事業を移管して関塚千里が代表取締役に就任する{現法人・設立元年}。「合資会社関塚義本商店」は不動産管理会社として存続し、本店を高瀬町に移転。平成6年「合資会社セキヅカ」に改称。
昭和53年創業50年の年に「船橋総合卸売商業団地」内に建設中だった新社屋が完成
昭和54年安定した業績と正確で透明性のある申告と納税が認められ、船橋税務署から「優良申告法人」として第一回目の表敬訪問を受ける。本店および営業拠点を高瀬町の「船橋総合卸売商業団地」内に移転
昭和62年オンライン受注、EOSシステム、自社端末受注システム導入等順次拡張
平成11年関塚弘行代表取締役に就任。その後物流施設増設、物流管理システム等導入
平成24年11月9日お取引先とともに全社員参加して「創業80周年感謝の集い」開催
平成31年収益不動産の取得を開始、再生可能エネ事業の太陽光発電も開始するが売却
令和05年主業の日用品卸流通事業から業種転換を決断する。

当社の創業に至る経緯やその後多くの困難や難しい決断を迫られながら今日まで継続して歩んでこられたのは、家族と多くの従業員の皆様やお取引先の協力とご支援、信頼関係があったからこそ可能になったと思っております。経営を通じて社会を学び人間形成を育む、五徳{仁義礼智信}は経営リーダーが身に付ける
べき価値観ではないかと考えております。